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提言書(概要版) いわき市新病院建設に係る基本構想づくり懇談会より提言が行われました | いわき市役所 h2402 teigen gaiyou

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(1)

(概要版)

~新病院の建設に向けた基本構想について~

平成 24 年2月

(2)

新病院に向けた基本的な考え方

1 新病院のあるべき姿 ··· 1

2 新病院が果たすべき役割と担うべき機能等 ··· 1

⑴ 果たすべき役割 ---1 ⑵ 担うべき機能 ---1

⑶ 役割や機能を果たすための新たな視点 ---3

3 新病院の適正な規模 ··· 4 ⑴ 病床規模 ---4

⑵ 病床種別の構成・面積・部門配置の考え方 ---4

⑶ 駐車場スペース ---5

4 新病院の事業費と財源等 ··· 5

⑴ 想定される事業費(概算)と財源 ---5

⑵ 新病院開院後の経営見通し(概算) ---6

⑶ 新病院の整備手法 ---6 ⑷ 経営形態の種類とその特徴 ---6

5 新病院の立地 ··· 7 ⑴ 立地の要件 ---7

⑵ 対象地の抽出及び概要 ---8

⑶ 現地建替えに伴う課題 ---14

⑷ 懇談会における分析のまとめ ---15

⑸ 市として検討を進めるにあたって ---15

6 新病院の建設に向けての留意点 ··· 16

⑴ 東日本大震災による影響への対応について ---16

⑵ 経営健全化への取り組みについて ---16

⑶ 医師確保に向けた取り組みについて ---16

⑷ 救急医療における地域医療機関の今後の取り組みについて ---16

⑸ 共立病院スタッフの今後の取り組みについて ---16

⑹ 新病院の早期実現に向けた取り組みについて ---16

参考資料 1 いわき市新病院建設に係る基本構想づくり懇談会委員名簿 ··· 17

2 いわき市新病院建設に係る基本構想づくり懇談会検討経過 ··· 18

(3)

1

新病院に向けた基本的な考え方

1 新病院のあるべき姿

地方公共団体には住民が良質かつ適切な医療が受けられるよう、地域における医療提供 体制を確保することが強く求められており、さらに、東日本大震災という未曾有の大災害 の経験を通じ、多くの市民が生命と健康を守る医療の重要性とその確保・充実の必要性を あらためて認識したところである。

こうした状況において、新病院は、いわき医療圏の地域医療を守るうえで不可欠な存在

であり、市民の生命と健康を守るため市民や医療関係者をはじめとする地域からの期待に

公立病院として応えていく必要がある。

また、その期待に応えていくために、様々な環境の変化を的確に捉えこれに対応してい くとともに、安定的かつ持続的に良質な医療の提供を行う観点から、その基盤となる経営 の健全化を病院運営の基本として臨むことが必要である。

2 新病院が果たすべき役割と担うべき機能等

⑴ 果たすべき役割について

新病院は、市民の生命と健康を守るため、公平かつ良質な医療の安定的な提供や、 地域の医療水準の向上への貢献など、これまでの考え方を基本に、地域医療関係者と の関係強化や医療機能の更なる充実強化を図りながら、高度医療や急性期医療、政策 的医療の提供を中心に、引き続きその役割を担っていく必要がある。

特に、将来に渡りその役割を果たしていくうえで、医師をはじめとする医療従事者 を育てるための研修の場の提供や病院が有する高度な知見や教育研究の成果を地域に 発信していくなど、地域の中核病院として、地域の医療水準の向上により積極的に取 り組んでいく必要がある。

また、新病院には診療圏であるいわき医療圏の医療機関の状況や医療ニーズに加え、

国の医療施策の動向や県の取り組み、さらには近隣医療圏の状況など、医療を取り巻 く環境の変化を常に的確に捉え、これらに適切に対応していくことが求められる。

⑵ 担うべき機能について

① 診療体制の基本軸

○ 高度医療・急性期医療の充実とそれを支える総合的な診療体制の継続

市民は身近な場所でより高 い水準の医療が受けられることを期待しており、い わき医療圏内の役割分担も踏まえれば、新病院は 、高度・急性期医療機能の更な る充実に努める必要がある。

(4)

2

○ 診療機能の強化

(ⅰ) 臓器別センターの設置

患者の症状に応 じた最適な医療を提供するため、 チーム医療の更 なる推進を 図る観点から臓器別センターを設置する必要がある。

(ⅱ) 総合診療科の検討

院内診療の受 け皿として 、地域医療機関からの紹介患者の受け 入れを円滑に 行うため、総合診療科の設置を検討すべきである。

② 機能の柱1:4疾病

4疾病は、 医療ニーズが極めて高い 分野であり、特にがん医療については、更な る機能の充実が強く求 められている。このため新病院は、地域の医療機関との連携 をさらに深めながら高度・急性期を中心とした現在の機能を継承し、さらにその充 実に取り組んでいくべきである。

③ 機能の柱2:5事業(へき地医療を除く)

救急医療の 要である救命救急センターをはじめ、小児医療や 周産期医療などにお いて、地域の中核となる医療機能を持つことが可能な病院は、市立病院だけである ことから、引き続きこうした医療機能を担う必要がある。

また、災害時医療については、 様々な災害の形態に対応できるよう、新病院は、 国における検討の方向性などを踏まえながら、災害に強い病院づくりに向けた取り 組みを進めていく必要がある。

④ 機能の柱3:政策的医療その他

感染症医療や結核医療については 、いわき医療圏で市立病院だけが専用病床を持 つものであり、 引き続き 実施すべき医療である。 移植医療や予防医療についても、 今後ますます重要性が高まる方向にあることから、引き続き実施すべきと考える。

また、リハビリテーション医療やがん患者に対する緩和ケアを 高度・急性期医療 と並行しながら実施していく必要がある。

なお、精神医療については、救急搬送されてくる精神・身体合併症患者への対応 を引き続き実施する必要があるが、こうした取り 組みは、地域の精神科病院との円 滑な連携体制の下では、一般病床において対応が 可能であることから、 新病院にお いては精神病床を持つ必要性まではないものと考える。

⑤ 機能の柱4:地域医療連携

地域全体で 患者をケアするような医療連携体制 の構築が一層求められることから、 新病院は、地域医療の 中核となる地域医療支援病院として、地域完結型医療の実現 に向け、これまで以上に先導・主導的な役割を担うべきである。

また、より 効果的・効率的な医療連携体制の 構築、さらには震災からの教訓とし

て患者の医療情報を保持する観点から、ICT を活用した地域連携クリティカルパス

(5)

3

⑥ 機能の柱5:人材育成

優れた医療人の育成は、新病院が積極的に取り 組むべきものであることから、臨 床研修指定病院として 、生活環境面を含 めたソフト・ハードの両面からの機能充実 に努める必要がある。 また、看護学生の 育成や院内の研修体制の充実を 通じて、看 護師をはじめ、医療従事者の育成に取り組むべきである。

⑦ 新たな課題:放射性物質への対応

新病院は、市民の生命と健康を 守る地域の中核医療施設として 、共立病院が担う 新たな機能を継承することを基本に、福島県立医科大学附属病院 を中心とした取り 組みなどに協力しながら、 市内医療機関との連携のもと、診療機能の充実を図るこ とにより、市民が安心して生活できる環境づくりに貢献していく必要がある。

⑶ 役割や機能を果たすための新たな視点について

① 災害に強い病院づくり

新病院は、 東日本大震災の経験を教訓に、業務継続計画(BCP)を策定するなど、 病院自体が被災し制約 が伴う状況下においても、 業務を適切に遂行できる体制を整 えておくとともに、災害拠点病院としての設備機能の充実の視点などから整備に向 けた検討を進めていく必要がある。

② 患者中心の病院づくり

新病院は、 市民の期待に応える信頼される病院として、常に 患者中心の医療提供 を心掛けるとともに、 医療に関する情報の積極的な発信などを行っていく必要があ る。

また、施設整備にあたっては、利用者の視点に立った施設とすることを考え方の 基本に取り入れるとともに、施設の有効活用の観点からは、将来の変化 に対応でき る自由度の高い構造上の対応が必要である。

③ 医療従事者をはじめ働く人にとって魅力ある病院づくり

良質の医療 を安定的に提供していくためには、優秀な医療従事者の確保・定着が 不可欠であることから、ハード面の整備とともに、ソフト面からも充実 を図り、働 く人にとっても魅力のある病院とすることが重要である。

④ 市民による支援活動との関係

新病院が地域の 中で、その 役割と機能を十分に発揮していくためには、市民の役 割も大切である。

市民の意識 も変化し、病院を支える活動がより活発となることが期待 されること から、病院においては 、日々の取り組みに加え、 市民と意見交換のできる場の検討 など、新病院を守り育 てる意義を有する活動と有機的に連携することや 、市民ボラ ンティアの受け入れなど、これまで以上に積極的に取り組んでいく必要がある。

⑤ 広域的な医療等に関する県との協議

(6)

4

3 新病院における適正な規模

⑴ 病床規模

新病院は、共立病院の機能を基本的に継承する必要があり、そのためには、規模に ついても、一定の大きさ、すなわち今後の医療需要に十分対応できる施設規模を保た なければならない。その一方で、病院の建設には、多額の負担が将来にわたり伴うこ

とから、過剰な設備投資は避け、資源の適正配分と運営の効率化に努める必要がある。

こうした観点から検討した結果、新病院の病床数は660床(一般病床634床、感染

症病床 6 床、結核病床 20 床)程度が適正であるものと考える。

なお、最終的な許可病床数については、市内の人口に流動化の一面があることを考

慮し、基本計画の策定や基本・実施設計の中で、さらに状況を見極めたうえで、必要な

調整を図り、工事着工前の支障を来たすことのない時期までに確定する必要がある。

【適正病床数の試算内容】

⑵ 病床種別の構成・面積・部門配置の考え方

一般病床の病床種別配分については、高度・急性期医療の中核を担う 病院として、 ICU(集中治療室)の増床を検討することが必要であるものと考える。その他の特殊病 床については、現状程度で対応可能であると考えるが、詳細については将来の医療情 勢を見据え判断していく必要がある。

【共立病院の病床構成と検討内容の整理図】

亜 急 性 期 ・ 回 復 期 急 性 期

                                                           

共 立 病 院

                                                             

現 病院  828床

                                                         

新 病 院  660床 程 度

 

   

感染 症病床 6床

( 感 染 症医 療 に 対 応 する病 床 )

結核病 床 46 床

( 結 核 医療に 対 応 す る 病床 )

精 神病床  21床

( 精 神 医 療 に 対応 す る 病 床)

結 核 病 床   20 床

精 神 病 床   0 床

( 一般 病床 で リエ ゾン 医療 を 実施 )

感 染 症 病 床   6 床 ICU       6床

(重篤な救急患者に対応する集中治療室)

C TU      38床

(術後の回復 、観察などを行う治療室)

NICU・G CU 20 床

(新生児を専門とする集中治療室等)

亜急 性期病床 1 6床

( 急 性 期 後 の 在 宅 復 帰 に 向 け た 加 療 に 対 応 す る 病 床 )

回復 期リハ病棟 4 4床

(リ ハ ビ リ テ ー ショ ン を 集 中 的 に 行 う 病床 )

IC U        増床を検 討

CTU       現状程 度で対応可 能

NICU・G CU   現状程 度で対応 可能

亜 急性期病 床  現 状程度で対 応可能

回復期リ ハ病棟  現状程度で 対応可能

共立 病院への入院

○ 市 内 の 診 療 所 ・ 病 院 か ら の 紹 介

(高 度 医 療 や 急 性 期医 療 が 必 要 な患 者 さ ん を 共 立 病院 に 紹 介 )

○ 救 急 車 に よ る 搬 送   な ど

共立病 院からの退 院

緩 和 ケ アの 実 施( 緩 和ケ ア チ ー ム に よ る 活 動 )

自   宅 一 般病 床   755床

( 高度・ 急 性 期 医 療 な ど に対 応 す る 病 床 )  

一 般 病 床  63 4床

緩 和 ケ ア の 実 施( 緩 和 ケ ア チ ー ム に よ る 活 動 )

~ 地域医 療機 関等 との 連携 ~

連 携

慢 性 期 療 養 型 の 病 院

( 長 期 の 入 院 に 対 応 し た 病 院 )

福 祉 施 設

医療 の必 要性が 低い 場合 、福 祉 施設 の紹 介

診 療 所な ど  

連 携

連 携

慢性 期医 療 を 提供 す る病 院の 紹介

診療 所 な どへの 紹介 (通 院に よる 対 応)

病床区分 病床数試算の考え方

1日あたりの 患者数実績 ( H 2 2. 1 ~ H 22 . 12 )

1日あたりの 将来患者数推計

( 平 成 3 2年 )

考慮する事項 適 正 な 規 模

一 般 病 床

○  将 来の 患者 数 を 基 本 ○  平 均在 院日 数 の 短 縮化の    影 響や 病床 利用 率を 考慮

5 79 人 /日 6 00 人 /日

① 平均在院日数

 ・   新病 院の 平均 在院 日数 はD P C対象 病 院の 実績 から 14.1 日を 想定 す る。

 ・   平成2 2年 1 月~ 平成 22 年1 2月 の一 般病 床 の 平 均 在院 日数 は1 4.8 日。

② 病床利用率

 ・  一 般病 床の 病床 利用 率は 90 %を 想定 する。 ( 57 2人 ÷9 0% ≒6 34 床)

63 4 床

感 染 症 病 床 ○  現 行の 病床 数 を 基 本 0人 / 日

実 績 が な い た め

推 計 に は 含 ま れ ず 6 床

結 核 病 床

○  将 来の 患者 数 を 基 本 ○  病 床利 用率 を考 慮 ○  現 在の 運用 病床 数を 考慮

1 1人 /日 11 人 /日

① 病床利用率

 ・  結 核病 床の 病床 利用 率は 50 %を 想定 する。 ( 11 人÷ 50 %= 22 床)

② 運用病床率

 ・   現在2 0床 で 運用 され てい る状 況を 踏 まえ 、2 0床 とす る。 ( 22 床⇒ 20 床)

2 0 床

精 神 病 床 0人 / 日

実 績 が な い た め

推 計 に は 含 ま れ ず 0 床

合 計 5 90 人 /日 6 11 人 /日 6 60 床 程 度

※ 参 考   新 病 院の 延 床 面 積: 5 2 ,8 00 ㎡ ( 66 0 床× 80 ㎡ )

      ● 近 年 建 設 さ れ た 公 立 病 院 の 事 例 を 参 考 に 1 床 当 り 8 0 ㎡ と し て 試 算  

1 4 . 1日

1 4.8日⇒1 4 .1日( 約 5 %減 )( 6 0 0人 × 1 4 . 8日

(7)

5

また、新病院では、 全体の延床面積を近年建設された公立病院と同水準の1床当り

80㎡程度まで拡充させ、患者の療養環境の充実などを図る一方、各部門や病棟構成を

効率的に配置することや、管理部門の集約化などを図り、医療機能の充実や職員が働 きやすい環境づくりに繋げる必要がある。

このほか、将来の変化に対応できる自由度の高い 構造に配慮する観点から、病院敷 地内に将来の拡張スペースを一定程度確保することにも留意すべきである。

⑶ 駐車場スペース

いわき市民の移動手段は自動車が 中心となっており、共立病院を受診する場合も、 その多くが自動車を利用している。 このため、新病院の整備にあたっては、こうした 地域の特性を考慮した十分な駐車台数の確保に努める必要がある。

必要となる駐車台数の目安としては、最大で約 1,200 台分を確保することが望まし

いものと考えられる。ただし、この台数は、職員用として周辺に民間駐車場等が確保 できない場合を想定した数字であり、今後、この結果を参考としながら、立地場所や

公共交通機関の充実に向けた取り組みの状況を踏まえ、調整を進めていく必要がある。

4 新病院の事業費と財源等

⑴ 想定される事業費(概算)と財源

新病院建設による財政負担は、病院経営や一般会計に与える影響が大 きいものであ り、その整備にあたっては、病院の 安定的な経営に資する観点から、将来的な負担を 見据えつつ可能な限り費用の抑制を図る必要がある。

今回試算した数値は 、現時点での概算による目安であり、今後の諸条件の確定によ って変動するものである。しかしながら、多額の 財政支出は伴うものであり、今後、 その財源確保に向け、病院事業会計と一般会計において、それぞれ最善の努力を尽く していくことが必要である。

① 事業費(概算)

660 床程度の規模を前提に行った試算では、本体工事費や医療機器等の整備費など

で、およそ 210 億円の事業費が想定される(立地場所や開院時期により変動する費

用などについては、現時点では試算が困難であるため含めていない)。

② 財源

財源については、病院事業債の活用を図ることを 基本に、それを充てることが困

難な経費は自己資金で賄うことを想定した場合、病院事業債で約 203億円、自己資

金で約7億円の調達が必要となる。

なお、補助金等については、債務償還時の自己負担を軽減する観点で 非常に重要 であり、現行制度の見直しや制度の 創設を含め、 今後の情報収集に努めながら、十 分な活用が図られるよう留意する必要がある。

金 額 ( 億 円 ) 備   考

15 8

設 計 費 5

建 築 設 備 工 事 費 15 33 0万円/㎡

4 8

医 療 機 器、 医 療 情 報 シ ス テム、什器等の備品

4保育所及び医師住宅

210

1 5+ α

解 体費(15 億 円)及び立 地関係費用等

合   計

④ そ の 他

項   目

① 本 体 工 事 費

② 医 療 機 器 等 整 備 費

③ 附 帯 施 設 工 事 費

想 定 され る 事 業費 ( 概 算) 想 定 さ れる 財 源

    ① 病 院 事 業 債       2 0 3 億 円

そ の 他分 は別 途 対応 ④ その 他 1 5 + α億 円

( 立 地 関 係 費 用な ど )

    ③ 自 己 資 金  7 億 円

2 1 0

億 円 財 源 ( イ メ ー ジ ) 事 業 費 ( イ メ ー ジ)

③ 附 帯 施 設 工 事 4 億 円 ② 医 療 機 器 等 整 備 費       4 8 億 円 ① 本 体 工 事 費        1 5 8 億 円

2 1 0

億 円

② 補 助 金 等

(8)

6

⑵ 新病院開院後の経営見通し(概算)

開院後の経営見通しについては、 これまで検討してきた将来患者推計や市立病院改 革プランの目標などを参考に試算した。収入面は 、人口減少等の影響による患者数の 減少に伴い、若干の減収傾向となるものの、ほぼ一定で推移する一方、 費用面で、開 院後の約5年間は、医療機器整備等による減価償却費の影響が大きくなっている。

このため、当面は赤字基調が続く が、開院後6年目以降は、概ね収支均衡が図られ るものと推計される。

ただし、この数値は 、これまでの 推計や目標などを前提としたものであり、実際に 収支均衡が図られるよう、今後、引 き続き病院事業の経営改善に取り組 んでいくとと もに、具体的な事業に着手する際に 、あらためて経営改善の状況や将来の見通しにつ いて確認を行う必要がある。

⑶ 新病院の整備手法

病院の整備手法としては、設計・施工を分離して発注する「従来方式(設計施工分 離発注方式)」や、設計・施工を一括発注する「DB(デザインビルド)方式」があ り、このほかに、民間資金等を活用する方法として「PFI方式」がある。

近年、DB方式やPFI方式を導入した公立病院の状況も参考としながら、整備・ 運営に係る財政負担や全体工期の短縮、開院後の 維持管理の効率化等を 総合的に勘案 し、基本計画を策定していく中で、 市としてより適切な手法を選択することを期待し たい。

⑷ 経営形態の種類とその特徴

公立病院の経営形態は、「地方公営企業法の一部又は全部適用」、「地方独立行政法人」

といった公営型と、「指定管理者制度(公設民営)」やその先の「民間譲渡」による民営型

に大別される。

経営形態については、市立病院改革プランの取組項目として、「いわき市病院事業 経営評価委員会」の意見を踏まえながら、検討が進められることとなっている。

今後、経営形態を考えるにあたっては、新病院が地域において必要な医療を安定的 かつ持続的に提供することができること、また様々な環境の変化に機動性をもって対 応でき経営基盤の健全性と安定性の確保が期待できること、この2点を前提としなが ら、最適な手法を見い出していくべきと考える。

( 単 位 : 億 円 ) 開院 1年目 開院2年目 開院 3年目 開院4年目 開院5年目 開院 6年目 開院7年目 開院8年目 開院9年目 開院 10年目 1 58 .0 15 7.9 1 57 .7 15 7.4 1 57. 0 15 6.7 1 56. 4 156 .0 1 55. 6 155 .2 1 65 .8 16 5.2 1 64 .5 16 3.7 1 63. 0 15 3.1 1 55. 4 155 .6 1 55. 8 155 .8 16 .7 1 6.2 15 .6 1 5.1 14. 8 5.2 7. 7 8 .3 8. 9 9 .2 △ 7 .8 △ 7.3 △ 6 .8 △ 6.3 △ 6. 0 3.6 1. 0 0 .4 △ 0. 2 △ 0 .6 ( 参 考 : 資 本 的 収 支 )

3 .1 8.4 8 .1 9.7 10. 1 2 1.2 7. 4 8 .8 9. 6 9 .9 5 .6 1 6.2 15 .6 1 7.9 18. 8 2 4.9 11. 3 14 .1 15. 7 16 .3 △ 2 .5 △ 7.8 △ 7 .5 △ 8.2 △ 8. 6 △ 3 .7 △ 3. 9 △ 5 .3 △ 6. 1 △ 6 .4 ( 参 考 : 現 金 収 支 )

6 .9 1.6 1 .9 1.2 0. 8 5.7 5. 4 4 .0 3. 1 2 .8 収支差

現金収支 資本的収入合計 資本的支出合計 収益的支出合計

うち 減価償却費 単 年 度 純 損 益 収益的収入合計

158 158

1 58 157

157 157 156

15 6 156

155 166

16 5 165

164 1 63

153

15 5 156 156 1 56

△ 7. 8 △ 7 .3

△ 6.8 △ 6. 3

△ 6 .0 3.6

1. 0 0 .4

△ 0. 2 △ 0 .6

14 5 15 0 15 5 16 0 16 5 17 0

開院1年目 開院 2年目 開院3年目 開院4年目 開院 5年目 開院6年目 開院 7年目 開院8年目 開院 9年目 開院1 0年目 (億円)

△ 1 0 △ 8 △ 6 △ 4 △ 2 0 2 4 6 (億円)

収入 支出 損益

(9)

7

5 新病院の立地

新病院の立地について、懇談会では、 市との役割分担を考慮し「新病院としての役割 と機能を発揮できるかどうか」という視点から現在地及び移転対象地の分析を行った。

最終的には、市が今回の提言内容に加 え、関係法令との整合性、事業費用や期間等の 条件を総合的に勘案し選定することとしている。

いずれの対象地も 幾つかの課題があり、実際の工事に着手する際には、それらの解決 策を講ずる必要があるが、新病院の早期実現に向 け、市として最適な判断をすることを 期待したい。

⑴ 立地の要件

① 要件の項目と検討の範囲

新病院建設に必要な立地の要件としては、次のものが挙げられる。このうち、① から⑤までを懇談会 における検討項目とし、⑥及 び⑦については、市 において検討 する項目としている。

病院建設の根幹である「敷地面積の確保」をはじめ、いずれの項目も新病院がそ の役割と機能を発揮するうえで重要な内容であるが、医療提供の面からは、交通ア クセスの良さや、震災を教訓とした土地の安全性 について、より重視することが必 要であると考える。

【立地の要件】

② 敷地面積の目安

必要となる敷地面積については、 都市計画法に 基 づく用途地域により 建築の制限 が 異な るな ど 、 土地 の状 況 に よっ て 変 わ って くる 。 例 えば 、 新 病院 の 延 床面 積 を 52,800 ㎡(660 床×80 ㎡)とすると、土地の容積率が 200%の場合は、約 26,400 ㎡ 以上が必要であり、これに付帯施設等を考慮した敷地面積の確保が求められる。

また、これまでに整理してきた病床数や駐車台数等を基にした、モデルケースか らの試算によれば、その目安は約 41,000 ㎡から 62,000 ㎡程度となる。

①   敷地 面 積 の 確保

  新 病院 の 役 割 ・機 能 、 規 模に 対 応 で きる こ と は勿 論 、 早期 実 現 な どの

  視 点、 将 来 の 施設の 拡張 性 か ら みて優 れ て いる こ と が望 ま し い。

②   交通 ア クセ スの状 況   医 療提 供 や 患 者の 利 便 性 の視 点 か らみ て 充 実して い る こ とが 望 ま し い。

③   周辺 環 境 の 状況   患 者の 医 療 環 境の 視 点 か らみ て 優 れ てい る こ とが 望 ま し い。

④   土地 の 安全 性

  継 続的 な 医 療 提供の 視 点 から み て 自 然災 害 等にお け る 影 響(危 険 性 )が

  少 ない こ と が望 ま し い。

⑤   都市 基 盤( インフラ) の

 整 備 状 況

  新 病院 の 早 期 実現な どの 観 点 か らみ て整 っ てい る こ と が望 ま しい。

⑥   市の 各 種計 画・関 係

  法 令と の 整合

  新 病院 の 早 期 実現の 視 点 から み て 制 約が 少ない こ と ( また 、 市 の都 市

  計 画な ど 関 係 法令か ら み て適 正 であ る こ と)が 望 ま し い。

⑦   事業 に 要す る 費 用や

  期 間

  病 院運 営 や 市 財政に 与 え る影 響 の 視 点か ら み て、 出 来 る だけ 抑 え ら れる

  こ とが 望 ま し い。 懇

(10)

8

⑵ 対象地の抽出及び概要

① 対象地の抽出について

対象地については、現在地に加え 、新病院建設の早期実現を目指す観点や幅広い 病院利用者の利便性 の観点から、 次の3つの視点で移転の対象となる 土地を抽出す るものとした。

その結果、この要件に見合う市内4箇所を移転の 対象となる土地として選定し、 現在地を含めた計5箇所について、立地の要件から検討を行った。

計 5 箇 所 に つ い て 、 立 地 の 要 件 か ら 検 討

 A地区:中央台高久地区

    (いわきニュータウン地区)

 B地区:小名浜金成地区

    (旧サイクルパーク建設予定地)

 C地区:平上荒川地区

    (21世紀の森内、旧文化・交流施設整備地区/文化コア北ゾーン)

 D地区:内郷高坂町四方木田地区

    (総合保健福祉センター近隣地)

 現在地:内郷御厩町地内

3 つ の 視 点 か ら

市 内 4 箇 所 を 選 定

  ●   早 期 実 現 の 視 点

    新 病院建設の早 期実現を目指 す観点から、 移転対象地を 選定する。

  ●   市 有 地 活 用 の 視 点

    市 又はそれに準 ずる団体が所 有する土地で 一団性がある ことを基本と し、

   民有 地の取得につ いては、その 必要性を十分 に考慮する。

  ●   利 用 者 の 利 便 性 の 視 点

(11)

9

古 殿 町

北 茨 城 市

泉 駅

小 野 町

広 野 町

広 野 駅

小 川 郷 駅

夏 井 川 仁 井 田川

大 久 川 末 続 川

草 野 駅

湯 本 駅

勿 来 駅

植 田 駅 い わ き JT C い わ き 三 和 IC

重 要 港 湾 小 名 浜 港

鮫 川

藤 原 川 JR 磐越 東 線

差 塩P A

四倉 PA

内郷 駅 川 前 駅

江 田 駅

い わ き 勿 来 IC

い わ き 四 倉 IC

広 野IC

い わき 中 央IC

久 ノ浜 駅 末 続 駅

湯 ノ岳 PA

い わ き 駅

い わき 湯 本 IC

四 ツ 倉 駅

JR常 磐 線

赤 井 駅

 

 

川 内 村

凡   例

高速自動車国道

一般国道

主要地方道

B 地 区 (小 名 浜 金 成 地 区 ) 三和支所

内郷支所

常磐支所

小名浜支所

四倉支所

本庁舎

勿来支所 C 地 区 ( 平 上 荒 川 地 区 )

現 在 地 D 地 区 ( 内 郷 高 坂 町四 方 木 田 地 区 )

A 地 区 ( 中 央 台 高久 地 区 ) 1 0k m

5 k m

(12)

10

●A 地区:中央台高久地区

●B地区:小名浜金成地区

対象地: A地区

いわき公園

いわ き光洋高校 いわき明星大学

住宅団地

小学校

市道

: 荒神作

・ 勝負

作線 通

称 :

ニ ュ

ータ

ウン

環状線

↑ 至: 市街地(平地区) 国道6号バイパス

いわき中央IC 12.5km

県道 :

高久 鹿島

←至:

主要地方道小名浜平 線

(通称:鹿島街 道)

いわ き中央IC12.5km

住宅団地

←至:

主要地方道小名浜平 線

(通称:鹿島街 道)

↓至:主 要地方道小名 浜平線

( 通称:鹿島街 道)

市 土 地 開 発 公 社 によ る 先 行 取 得 用 地 で あ り 、今 後 の 宅 地 需 要 の 動 向 を 見 極 め な が ら 、 宅 地 と し て 分 譲 す る な ど、 利用 方 法 を 検 討す る こ と と さ れ て い る 敷 地 で あ り 、 粗 造 成 は完 了 し て い る 。( 約 9 .8ha)

現 在 は 、楢 葉 町 の仮 設 住 宅 用 地 と し て 利 用さ れ て い る 。

対 象地:B地区

計画道路:住吉三沢線(未整備)

玉川団地 鹿島工業団地

↑至:49号線(いわき中央IC

約12.9km)

→至:市内南部地区

(小名浜・勿来)

← 至:JR湯本駅(約3.5km)

当初の土地利用目 的(サイクルパーク 整備計 画)の見直し後、当該地を含む地区全 体を「里山 的な公園」 とする方針を決定し、現在は総合 公園 として段階的な整備が行われている。低い丘陵 地である。

全体約95haから金成公園として都市計画決定 されている部分を除く、約31haが利用可能である。

主要地方 道:江 名常磐 線

(13)

11

●C 地区:平上荒川地区

●D 地区:内郷高坂町四方木田地区

●現在地:内郷御厩町地内

対象地:D 地区

現 在地

労災 病院 J

R :

常 磐

国 道

6号 線

国 道

49

号 線

↑ 至:い わき中 央IC

約5. 6km

↓ 至: 内郷 駅

約1.1km

市 街地: 至↑

市街 地:至→

↓ 至:国道 6号バイパス

沿道 :商業地 区 住 宅地

↑ 至:い わき駅

総合保健 福祉 センター

土地 利用計 画(保健・医 療・福祉 関係施 設等整 備地区用 地)に沿って、現 在「内郷 消防署 改築整 備事業用 地」・「保育所 整備 事業用地」として位置 づけられている約1.0haの土地である。

病院 整備には、必要 面積確 保の ため周 辺民 有 地の買収が必 要になる 。

住宅 地

市 道

: 番

匠 地

・ 下

馬 場

線 雇用促 進住 宅

病院 事業に供され ている 約7.0haの平地 (一 部に段丘あり)である 。

対 象地:D 地区

現 在地

労災病院 J

R :

常 磐

国 道

6号 線

国 道

49号 線

↑至: いわき 中央IC

約5.6 km

↓至: 内郷 駅

約 1.1k m

市街地: 至↑

市 街地:至→

↓至:国 道6号バイパス

沿道:商業地 区 住 宅地

↑至: いわ き駅

総 合保健 福祉センター

土地 利用計 画( 保健・医療・福祉関係 施設等 整 備地区用 地)に 沿って、現在「内郷消 防署 改築整 備事業用 地」・「保 育所整備 事業用 地」として位置 づけられている約1.0haの 土地である。

病院整 備には、必 要面 積確保 のため周 辺民 有 地の買収 が必要 になる。

住 宅地

市 道

: 番

匠 地

・ 下

馬 場

線 雇 用促進 住宅

病 院事業 に供されている 約7.0haの平地 (一部に段丘あり)である 。

対象地:C地区

住宅団地:草木台

← 21世紀の森 公園

↓ 至: 市街地(常磐 地区)【JR湯本駅 2.7km】

↑ 至:市街地(平地区)↑

→至:

国道6号バイパス

当初の土地利用計 画は文 化交流施設整備地 区(文化コア 用地)であったが、見直し後「21世 紀の森整備構想」の 基本理念に基づき緑豊かな 自然を極力保 全することとされている土地であり、 全体約2 9h aの丘陵地である。

市 道

: 上

荒 川

・ 台

山 線

至:いわき中央IC 約7.0km ↑

国 道

49号 ハ

゙ イ

ハ ゚

(14)

12

 現行の 土地利用計 画

 市土 地開発公社に よる先行取得 用地で あり、 今後の宅地需 要の 動向等を 見極め ながら 、宅 地として の分 譲など、 利用方 法を検 討すること とされてい る。

 当初 の土地利用目 的(サイクル パーク 整備計 画)の見直し 後、当該地を 含む地 区全体 を「里山的な 公園」とする 方針を 決定し 、現在は、総 合公園として 段階的 な整備が 行われてい る。

 当 初の土地利用 目的(文化・ 交流施設 整備 地区(文化コ ア)用地)の 見直し 後、 現在は、当該 地を包含する 「21世紀 の森 整備構想」の 基本理念に基 づき、緑 豊か な自然を極力 保全すること とされて いる。

  土地利用目 的(保健・医療 ・福祉関係 施 設等整備地 区用地)に沿っ て、現在、 「 内郷消防署 改築整備事 業用地」及び 「 保育所整備 事業用地」とし て位置づけ ら れている。( 隣接の土地は 民間医療機 関 に売 却済み)

  現在、病院 事業に供され ている。

 市内全 域から見た位置  (市役 所からの距離)

・市役 所よ り南東に約5 .5 kmの市 街地 ・市役 所より南に約 6.0kmの 郊外 ・市 役所より南南 西に約3. 0kmの郊外 ・ 市役所より南 西に 約2.3kmの市街地 ・ 市役所より南 西に約2.0 kmの市街地

 面 積

・約9.8ha(粗造成部 分)  全体約19ha ・約31ha

 (全体約9 5h aか らいわき金成 公園)を 除く

・約29ha(全 体) ・ 約1. 0ha

( 計画には周辺 民有地の買収 が伴う)

・ 約7.0ha

 所有者

・いわ き市 土地開発 公社 ・いわ き市 ・い わき市、一 部民有地(点 在) ・ いわき市 ・ いわき市

 現況地 目

・主に 山林、ほか原 野、雑種地 等 ・主に山 林、ほか原野 、田等 ・主 に山林、原野 、雑種地等( 全体エリ ア内に 保安林あり)

・ 宅地、雑種地 ・ 主に宅地、ほ か雑種地等

 地形等

・平地(更 地)、細長く不 整形 ・低い 丘陵地 ・馬の 背状の丘陵地 ・ 平地(更地) ・ 平地(病院敷 地)、一部段丘

 備考そ の他

 東日 本大震災によ る応 急仮設住 宅用地 として 、市 土地開発 公社から県に 平成25 年12月まで 貸与されてい る。

 近隣に 旧採炭地(現 常磐鹿島工 業団 地)が ある。

 農業 用水の水源地区で ある。

 周 辺の地下約490m に採炭跡地 ある。 (文 化コア用地造 成基本計画よ り)  農 業用水の水源地 区である。

  区画整理(※)以前は、鉄道 貨物ヤード と して利用。

( ※内郷東部 第三土地区 画整理事業 H20.1. 18換地処分)

① 隣接 地取得の必要 性(※1)  無し。  無し。  基 本的には無し( ※1)。

  土地が狭隘な ため周辺民 有地の買収が 必 要。

  基本的には無し (※1)。

② 敷地 面積確保への課 題

 市土 地開発公社か ら用 地取得を する必 要があ る。

 現在 は、 東日本大 震災による応 急仮設 住宅用 地と して、市 土地開発公 社から県 に平成25年 12月まで貸与 されてい る。

 大規 模な造成工事 が必要であ る。  大 規模な造成工 事が必要で ある。  民 有地が一部点 在するため、 その取得 につ いて検討する必 要がある。

  土地が狭隘で あり、周辺の 民有地の買 収 が必要となる 。また、増築 スペース等 の 確保に向けて は、設計手 法上、総合保 健 福祉センターの敷 地も含めた一 体的な計画 が 必要となる。

  特に無し。

③ 駐車場の 確保

 対象 敷地内(粗造 成完了部分) で必 要 な台数 は確保できる 。

 造成 工事により、 必要な台数を 整備で きるが、 職員駐車場の 整備も必要に な る。

 造 成工事により 、必要な台数 を整備で きる が、職員駐車 場の整備も必 要にな る。

  敷地が狭隘の ため、別途用 地取得が必 要 であり、駐車 場の立体化の 検討が必 要。

  全体の敷地は 、必要面積を 満たしてお り 、完成後は十 分な台数が確 保できる。 し かしなが ら、 建設中は駐車 台数が少な く なるため、何 らかの対策を 講じる必要 が ある。

④ 配置 計画の自由度

 不整 形な 敷地のた め、 土地利用 に制 約 が生じ 、比 較的自由 度は 低くなる と思 わ れる。

 新た に土地を造成 することか ら、配置 計画の自 由度は比較的 高い。

 新 たに土地を造 成すること から、配置 計画 の自由度は比較 的高い。

  近接地の用地 取得を前提に しても、土 地 が狭隘なため 自由度は相当 低いと思わ れ る。

  敷地が狭く将 来の増築に対 応できない 可 能性も生じる。

  既存建屋を残 しつつ、病院 運営を継続 し ながらの建設 工事とな るため、配置 計 画 の自由度は低 くなる。

⑤ 進入路 整備の必要性と 課題

 整備 済み の周辺道 路に 接してい るため 大規模な進 入路の整 備は 必要とし ない が、進 入位置などの 検討及び調整 は必 要 である。

 2方 向以上の進入 路の整備を前 提とし ている が、今後検討 が必要である 。延長 が長く なる可能性も あり、造成費 用の増 嵩に繋が ることが想定さ れる。

 2 方向以上の進 入路確保を前 提として いる が、敷地と前 面道路との高 低差が大 きく 、今後の検討 は必要であり 、造成費 用の 増嵩に繋が ると想定され る。

  整備済みの周 辺道路に接し ているため 大 規模な進入路 の整備は必要 としない が 、進入位置な どの検討及び 調整は必要 で ある。

  整備済みであ るが、利便性 向上のた め 、進入路の拡 幅を検討すべ きである。

⑥ ヘリ コプターの離 発着への対応 可能 可能 可能 可能 可能

① JR主要 駅及び最寄バ ス停から距離

・最寄 駅: いわき駅 (6.0km )

・最寄 バス停:光 洋高校前(0.3km ) ※路 線の ルート変更が必 要

・最寄 駅:湯本駅( 3.5km )

・最寄バ ス停:鹿島S C(3.0km)  ※新 規路線の検討 が必要

・最 寄駅:湯本駅 (2. 7k m)

・最 寄バス停:草木 台一丁目(1.2k m) ※新規路線の検 討が必要

・ 最寄駅:内郷 駅(1.1km)

・ 最寄バス停:金谷 団地(0.6km)   ※路線のルー ト変 更が必要

・ 最寄駅:内郷 駅(1 .3 km)

・ 最寄バス停: 共立病院(0 km)

② 主要 な最寄幹線 道路(距離)   最寄り ICとの関係( 距離・時間)

・市道 :荒神作・勝 負作線(接道 )  (通 称:ニュー タウン環状線 )

・いわ き中 央IC( 約12 .5km、約 25分 )

・ 計 画道路(住吉三 沢線) ※計画 道路の整備 (L=約1.3km)が 前提 条件

・いわ き中央IC( 約12.9km、約 26分)

・市 道:上荒川台 山線(接道)  

・い わき中央I C(約7.0km、約14分)

・ 国道6号(約 0.4km 、約1分)

・ いわき中央 IC(約5.6km、約 11分)

・ 国道6号(接道)

・ いわき中央 IC(約5 .3 km、 約11分)

③ アク セス状況等の 特性・課題等

 敷地 から住宅地内 の市 道(ニュ ータウ ン環状 線) などを介 して県道等へ の接 続 となる。

 広域 的に は、主と して主要地方 道: 小 名浜・ 平線(通称: 鹿島街道)か らのア クセス となるが、時 間帯により道 路渋滞 が発生 する。

 計画 道路(住吉三 沢線)の整備 が前提 である ため、膨大な 費用がかかり 、病院 建設ま で非常に長い 期間を要する 。  計画 道路は住宅団 地を通るルー トであ り周辺 への影響を考 慮する必要が ある。

 市 内の代表的な 幹線道路、国 道49号平 バイ パスにも近接 しているこ とから広域 アク セス性は良 好と判断でき る。  国 道49号平バイハ ゚ス へと接続す る市道 (上 荒川・台山線 )は、両側一 車線道路 であ り、21世紀の 森でイベント が行われ る時 には、交通 渋滞が発生す る。

  敷地から市道 を介しての国 道への接続 と なるが、広域 的な幹線道 路である国道 6号また 49号平バイパスに近接して いるこ と から広域アク セス性 は良い。

  利便性向上の ため、進入路 の拡幅が必 要 と思われる。

  国道6号、国道 49号平バイパ スにも近 接 しているこ とから広域アク セス性は良 好 と判断できる。

○ 現行の 土地 利 用 計画 と状 況

Ⅰ : 敷 地 面 積 の 確 保

Ⅱ : 交 通 ア ク セ ス の 状 況

※1  「隣接地の 取得の必要 性」につい ては、各対象地 について建 設の可能性 の観点から必 要性を判断 している。 それ以外の理由 により用地 取得が部分 的に発生す る可能性があ る対象地に ついては、「 基本的に無し 」としてい る。

 ② 各対象地の概要(一覧)

区分 項     目

現 在 地 ( 内郷御厩町 地内) A 地 区 :中 央 台 高久 地 区

(い わきニュータ ウン地区)

B地 区 : 小名 浜 金 成地 区 (旧 サイクルパ ーク建設予定 地)

C地 区 :平 上 荒 川地 区 (21 世紀の森内  旧文化・交 流施設整備

地 区/文化コ ア北ゾーン)

(15)

13

①  土地周 辺の環境

  (騒音、日 照、緑地 等、 周辺の土 地利用)

 住 宅団地の 中に位置し 、騒音の影 響は ほと んど無く、 日照も確保 できる。  土 地の北側 にも山林が 広がり、比 較的 緑は 多い。近 隣に県立い わき公園が 立地 する など、環 境に恵ま れている。ま た、 学校な ども多い。

 現 在は、応 急仮設住 宅用地とし て利用 され ている。

 周辺 の騒音も 少ないと思 われ、日照 も 確保で きると思わ れる。

 当該 地の周辺 は都市公 園の緑で囲ま れ ている。

 近隣 には、北 側に工業 団地、南側に 住 宅団地 が位置す る。

 一帯は 山林であ り、周辺は緑 に囲まれ 騒音も少な く、日照も 確保できる。  近隣に 総合公園 (21世紀の森 公園)、 住宅団地 が位置する 。

  常磐線に 近接する ため、騒音の 影響に つ いて留意 する必要 がある。   総合保健 福祉センターが東側に立地 し、近 傍 には、雇 用促進住 宅(現在、一 時提供 住 宅に供さ れる)が 位置し、周囲 に緑は 少な い。

  鉄道に近 接(北側 )南側には河 川(新 川 )が流れる。

 現 在、病院 敷地とし て利 用されて いる が騒 音問題等 は発生し ていない。近 隣は 住居 地域であ り、日照も確 保できる 。周 囲に 一部山林 が位置す るが、緑が多 い環 境と はいえな い。

 周 辺の国道 6号沿道 は商業利用 (薬 局・ 薬店など )されて いる。

②  高圧送 電線との距 離(m)

・近 傍には無し。 ・約550m ・約450m ・ 約550m ・約200m

③  ガスタ ンク、石油タ ンク等か らの距離

   ※参考 消 防法による 病院からの保安 距離:3 0m

・近 傍には、 大規模な タンクは無 し。

・近傍 には、大 規模なタ ンクは無し 。 (近接 する工業 地域(団 地)までは 、 3.5k m)

・近傍に は、大規 模なタン クは無し。 ・ 近傍には 、大規模 なタンクは 無し。 ・近 傍には、 大規模な タンクは無 し。

①  洪水災害

  (地域防災計 画・洪水ハザー ドマップ)

対象外 対 象外 対象 外 0.5 ~1.0m未 満 対象外

② -a 土 砂災害

    土 砂災害( 特別)警 戒区域( ※2)

  (地域防 災計画・土砂災 害防止法( 県知事指 定))

対象外 対 象外 対象 外 対象外 対象外

② -b 土 砂災害

    土 砂災害危 険箇所( ※3)

 (地域防 災計画・土砂災 害警戒区域総 括図)

対象外 対 象外

土石流危 険渓流 (東側部 分が該当する 。)

対象外

急傾斜地 崩壊危険 箇所  ( 西側の一 部が該当す る。) ② -c 土 砂災害

    山 地災害危 険箇所(※ 4)

  (地域防 災計画・ふく しまもりマ ップ(県 ・農 林水 産 部))

対象外

山 腹崩壊危 険区域

(配置計 画により一 部該当する 可能性あり 。)

崩壊土 砂流出危険 区域 集水 区域 (全 体的に該当 する。)

対象外

山腹崩 壊危険地 区 ( 東側の山地 が該当す るが整備 済。)

 ● 主な災害(津 波・がけ崩れ 等)

   (3.11東日 本大震災の影 響) 無 無 無 無 無

 ● 液状化・地盤 沈下等

   (3.11東日 本大震災の影 響)

無 調査不 可 調査不可

液 状化無 ( 一部、軽微 な地盤沈下)

液状化無し ( 一部、軽微 な地盤沈下)

 ● 周辺の活断 層の有無(地域防災 計画)

  ( 参考 活断 層研究会 新編 日本の活断 層  東京大学 出版会  など)

無 無 無 無 無

①  水道の敷 設状況と課題

 利 用可能な 配水管が整 備済みで ある。  丘陵 地である ため比高や 岩盤の状況 を 踏まえ た整備が 必要であ る。  配水 地及びポ ンプ場の増 強が必要で あ る。

 600m程度の 給水管の延 長工事が必 要 である。

 未開発 の丘陵地 のため水道 管は未整備 であり、 丘陵地で あるため比高 や岩盤の 状況を踏 まえた整 備が必要であ り、配水 地及びポ ンプ場の 増強が必 要である。  1000m 程度の給 水管の延長 工事が必要 である。

  利用可能 な配水管 が整備済みで ある。  現 在、設置 されれてい るメーター や給 水管 の整理は 必要であ るが、北側の 排水 管か ら給水を することが 可能であ る。

②  汚水排 水設備の状 況と課題(放 流先)

 敷 地内の排 水計画に よっては、最 寄り 既設 管の計画 下水量やポ ンプの能力 を考 慮し 、新たに 排水管敷 設し接続先を 検討 する必 要がある。

(放 流先:公共 下水道)

 下水 道の供用 区域では ないため、一 般 的には 浄化槽の 設置が必要 である(農 業 用水の 水源であ るため、放 流について の 検討要 )が、下 水道の供用 区域が近傍 に あるた め、管路 の能力の検 討の上、区 域 外放流 ができる 可能性があ る。 (放流 先:〈浄 化槽の場合 〉周辺水路 → 周辺河 川、〈下 水道の場 合〉公共下 水 道)

 下水道 の計画区 域ではな いため、一般 的には浄 化槽の設 置が必要であ る(農業 用水の水 源地区で あるため、放 流方法の 検討要) が、下水 道の供用区 域まで距離 はあるも のの、管 を敷設すれ ば、区域外 放流がで きる可能 性がある 。 (放流先 :〈浄化 増の場合〉周 辺水路→ 周辺河川 、〈下水 道の場合 〉公共下水 道)

  既設の公 共下水道 が敷設済み である が 、計画下 水量に余 裕が無い可能 性があ り 、設備の 増強等、 排水方法の検 討が必 要 になる可能 性があり。

( 放流先:公 共下水道)

 既 存施設が 使用する複数 の公共下 水管 の利 用が可能 であるが、放 流バラン スの 検討 は必要で ある。

(放 流先:公共 下水道)

③  雨水排 水設備の状 況・課題(放 流先)

 粗 造成が完 了してお り、流域を大 きく 変え なければ 、新たな整 備は必要と しな い。

(放 流先:周辺 水路→公共 下水道)

 2つ の流域を 跨いでの造 成工事が想 定 される ため、調 節池は複数 必要になる 。  放流 先の河川 の検討が必 要であり、 河 川改修 等の整備 が必要にな る可能性が あ る。

(放流 先:周辺 水路→金 成川・三沢 川       周辺水 路→公共 下水道な ど)

 2つの 流域を跨 いでの造成 工事が想定 されるた め、調節 池は複数必 要になる。  放流先 の河川の 検討が必要で あり、放 流先につ いても整 備が必要にな る可能性 がある。

(放流先 :周辺水 路→滑津川/ 公共下水 道など)

  流域と排 水経路を 大きく変え なけれ ば 、既存施 設の排水 経路を利用で きる。 ( 放流先: 周辺水路 →新川)

 流 域と排水 経路を大 きく変えな けれ ば、 既存施設 の排水経 路を 利用でき る。 (放 流先:周辺 水路→公共下 水道)

  ●水道の復 旧日時(3.11の断水に 対して) 平成23年4月8日 平成23年3月23日 平成23年3月29日 平 成23年3 月14日 平成 23年3月 13日

  ●水道復 旧までの期 間( 参考:水 道局HP) 29日目 13日目 19日目 4日目 3日目

  ●水源等

・水 源:四時川

・水 系:山玉 +法田+ 泉水系

・水源: 鮫川 ・水系: 泉水系

・水源:鮫 川 ・水系:泉 水系

・ 水源:好間 川 ・ 水系:上 野原水系

・水 源:好間川 ・水 系:上野 原水系

  ●浄水場 からの距離

・管 路距離 28 .0km ・管路 距離 9.4km ・管路距 離 10.0k m ・ 管路距離 3 .0km ・管 路距離 3.3km

  ●災害時の対 応

・ル ート変更 を行い。優先 的に復旧 作業 を行 った(水 道局による対 応) ・受 水槽内の水 だけでは足り ずに、3月 12日 には、給 水車によ る給 水を行っ た。

※3  土砂災害 危険箇所 :「土石流 危険渓流」、 「地すべ り危険箇所 」、「急 傾斜地崩壊 危険箇所」 の総称であ る。

    それぞれ 「土石流 危険渓流及 び土石流 危険渓流調 査要領(案 )」、「 地すべり危 険箇所調 査要領」、 「急傾斜 地崩壊危険 箇所点検 要領」に基づ き位置づ けられる。 法的に工 事の制限が かかるも のではない が、対策工 事の検討 は必要で ある。

※4  山地災害 危険箇所 :「山腹崩 壊危険地 区」、「崩 壊土砂流 出危険地区 」、「地す べり危険 地区」の総 称であり 、「山地災 害危険地 区調査要領 」に基づ き位置づけ される。 法的に工事 の制限を 受けるもの ではない が、対策工 事の検討 は必要であ る。

Ⅲ : 周 辺 環 境 の 状 況

Ⅳ : 土 地 の 安 全 性

  (● 3.11東 日本 大 震 災の 影 響 の項 目 追 加)

Ⅴ : 主 な 都 市 基 盤 (インフラ )の 整 備 状 況

( ●3.11東 日 本大 震 災の 影 響 の 項目 追 加)

(16)

14

⑶ 現地建替えに伴う課題

現在地において建替えをする場合には、 固有の課題として次のようなものが想定され る。特に、共立病院は救命救急センターにおいて 24 時間 365 日休むことなく、市民の生 命を守り続けており、こうした 地域医療において担っている役割の重要性を考えれば、 診療業務の継続性が確保されることが不可欠となってくる。このため、建替えのシミュ レーションを行い、これらへの対応について検討した。

【シミュレーションによる分析表】

   

 ① 診療業務を継続させながら建設することは可能か。  

 ② 効率的かつ機能的な施設配置は可能か。

 ③ 工事期間中、患者さんなどに与える影響は。

 ④ 工期や工事費の見通しは。

【想定される課題】

シ ミ ュ レ ー シ ョ ン に よ る 分 析

診療業務を継続させながら

建設することは可能か。

○ 現在の宿舎用地(第2・第3看宿、5戸アパート)や第3駐車場の活用により、   中央病棟や手術棟など既存の施設機能を維持しながら新たな施設整備を   行うことは可能である。

● 診療業務を継続させるためには、ローテーションを組んで工事を行う必要   があり、工事期間中の移動動線の関係上、職員の負担が増える可能性が   ある。

● 病院利用者と工事関係車両の進入路を明確に区分する必要がある。

効率的かつ機能的な施設

配置は可能か。

□ 建設エリアが制限されるものの、ローテーション計画の工夫により、効率   的かつ機能的な施設配置が可能である。

工事期間中、患者さんなど

に与える影響は。

○ 工事に伴い騒音の発生が考えられるが、防音対策を行うことにより、影響   を少なくすることが可能である。

● 工事期間中の移動動線の関係上、患者さんにご不便をかけることも想定   される。

● 工事期間を通して、供用可能な駐車場は、現在の第2駐車場(134台)のみと   なるため、その対応について検討する必要がある。

④ 工期や工事費の見通しは。

○ 現在、病院として利用している土地のため、事前調査(測量・ボーリング調査)   やインフラ整備に係る負担を最小限に抑えることができ、また、現在の地盤の   水準を基本とすれば、大規模な造成工事が回避できる。

● ローテーション計画に基づく分割工事となるため、一括工事の場合と比べて   工期が長くなる。

○ ・ ・ ・ 建 替 え が 可 能だ と 判 断 さ れ る事 項         ● ・ ・ ・ 建 替 え の 課 題 と し て捉 え る べ き 事 項

□ ・ ・ ・ ど ち ら の 要 因も 含 ん で い る 事 項

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⑷ 懇談会における分析のまとめ

① 移転対象地について

○ 交通アクセスの状況については、いずれの移転対象地も主要幹線道路との距離や

周辺の交通渋滞の状況に著しい問題は見られず、自家用車による通院や救急搬送の 点に関して大きな差はないものと思われる。

○ 医師確保の視点からは、労働環境のほか住環境や子供の教育環境の点を考慮する

ことが求められる。医師という職務の特殊性からは、勤務地と居住施設を可能な限 り近距離とする必要があることから、周辺環境の充実にも配慮する必要がある。

○ 本市では、市民生活の主たる移動手段が自動車であり、病院を受診する際もその

殆どが自動車であることから、いつでも駐車することが可能な十分な駐車面積を確 保することが必要である。

② 現在地について

○ 診療業務を継続させながら建設することは可能であると考えられる。工事期間中

の診療規模の範囲や規模については、病院機能の重要性に鑑み、基本はそれまでの 診療体制を継続することを前提に検討を進めるべきと考える。

○ 工事期間中の振動や騒音、臭いなどについては、最新工法を用いた近年の病院整

備の実例からは、それが長期かつ深刻な状況には至らないと考えられる。なお、こ うした問題が最小限に留められるよう、市として十分な対応を図る必要がある。

○ 工事期間中の駐車場の確保が大きな課題として考えられる。付近に代替駐車場の

確保を図るとともに、そこからの送迎などの 対応策を検討する必要がある。また、 長期的 な 視点に 立 った立体駐車場 をあらかじめ 整備 するなどといった手法 も 検討 すべきである。

⑸ 市として検討を進めるにあたって

○ 病院は市民生活の重要拠点施設であり、特に新病院の機能や施設規模を考えると、

近隣のみならず、その地区のまちづくりにも大きな影響を与えるものと考えられる。

このため、市として検討する際には、「まちづくりの視点」も加えて検討することが

望ましいものと考える。

○ 市における検討項目である費用と期間については、病院建設において重要な要素で

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6 新病院の建設に向けての留意点

⑴ 東日本大震災による影響への対応について

本市の医療体制については 回復に向 かっているものの、震災により人口が流動化 しているほか、近隣医療圏の状況が大きく変化していることから、三次医療圏にお ける医療体制の再構築に向けた動きとの連携が不可欠となっている。

新病院建設を進めるにあたっては、 こうした状況 の推移を適切に 見極めながら、 病床数や施設設備の詳細を確定させていくとともに、震災からの復興支援や地域医 療の再生に係る各種補助制度などを最大限活用することが必要である。

⑵ 経営健全化への取り組みについて

新病院の建設は、新たに相当な負担が 伴うことから、市として様 々な面から支援 策を検討するとしても、とりわけ病院職員には、 具体的な事業の着手に向けて、更 なる経営改善に向けた強い決意と一丸となった取り組みが必要である。

⑶ 医師確保に向けた取り組みについて

市立病院が、地域の 中核病院としての役割を果 たしていくためには、 医師の確保 が何より重要であり、引き続き研修医をはじめとした若手医師の確保に努めるとと もに、現在の診療科で不在となっている医師の確保を喫緊の課題として捉え、 その 対策を講じていく必要がある。

そのためには、医師 にとって魅力ある病院づくりに取り組んでいくとともに、関 係機関との関係強化や情報の発信・収集・対応機能の充実などに、更に取り組 んで いく必要がある。また、研修カリキュラムの充実 を図る観点から、関連大学との連 携による新たなプログラムの開発なども検討すべきである。

⑷ 救急医療における地域医療機関の今後の取り組みについて

市民の生命と健康を守るために必要な 医療の確保は、地域全体での取り組みが必 要である。懇談会としては、それぞれの医療機関が救急医療における対応の可能性 について、引き続き検討を進めるとともに、それら医療機関の協力による救急医療 体制の更なる充実を期待したい。

また、現在、共立病院に併設されている休日夜間急病診療所のあり方についても、

市と医師会を中心とした建設的な議論のもと、新病院建設に向けた今後の具体の作

業に支障が生じることのないよう、方向性をとりまとめて頂きたい。

⑸ 共立病院スタッフの今後の取り組みについて

新病院がその役割や機能を 十分に果たし、市民や医療関係者に信頼され魅力ある

病院となるためには、共立病院の現スタッフによる不断の努力が極めて重要である。

今後職員一人ひとりが何に どう取り組 むべきかについてあらためて考え、行動す ることを期待したい。

⑹ 新病院の早期実現に向けた取り組みについて

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参考資料 1

い わ き 市 新 病 院 建 設 に 係 る 基 本 構 想 づ く り 懇 談 会 委 員 名 簿

( 五 十 音 順 、 敬 称 略 )

委 員 氏 名 役 職 等 備 考

石 黒 久 也 経 営 指 導 部 長 第 5 回 ま で

宿 谷 和 生

社 団 法 人 全 国 自 治 体 病 院 協 議 会

経 営 調 査 部 長 第 6 回 よ り

薄 井 公 子 い わ き 地 区 病 院 看 護 管 理 業 務 研 究 会 会 長

海 野 倫 明 東 北 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 教 授

江 尻 友 三 一 般 社 団 法 人 い わ き 市 病 院 協 議 会 理 事

上 遠 野 直 人 専 務 理 事 第 7 回 ま で

小 林 裕 明

い わ き 商 工 会 議 所

理 事 第 8 回 よ り

木 田 光 一 社 団 法 人 い わ き 市 医 師 会 会 長 副 会 長

椎 木 一 雄 社 団 法 人 い わ き 歯 科 医 師 会 会 員

新 谷 史 明 総 合 磐 城 共 立 病 院 副 院 長

鈴 木 睦 公 募 委 員

髙 橋 淑 郎 日 本 大 学 商 学 部 教 授 会 長

長 谷 川 祐 一 社 団 法 人 い わ き 市 薬 剤 師 会 会 長

樋 渡 信 夫 総 合 磐 城 共 立 病 院 院 長

前 澤 由 美 公 募 委 員

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参考資料 2

い わ き 市 新 病 院 建 設 に 係 る 基 本 構 想 づ く り 懇 談 会 検 討 経 過

区 分 開 催 年 月 日 主 な 検 討 内 容

第 1 回

平 成 2 2年 6 月2 0 日

・懇談会の進め方についての協議

・市立病院の現状や医療を取り巻く環境等の把握、意見交換

現 地 視 察

平 成 2 2年 8 月1 7 日

・共立病院に類似する新潟市民病院を訪問。平成 19 年 11 月に移転新築された 新病院の特徴や新病院建設の経緯等について視察調査を実施

第 2 回

平 成 2 2年 9 月1 1 日

・ 本 市 の 人 口 や 患 者 の 将 来 推 計 及 び い わ き 医 療 圏 の 医 療 提 供 体 制 等 を 踏 ま え た 、 新 病 院 の 果 た す べ き 役 割 と 機 能 に つ い て の 協 議

第 3 回

平 成 2 2年 1 1月 4 日

・ 平 成2 2 年 7 月 に 実 施 し た 市 民 意 識 調 査 の 結 果 や 、 平 成2 1年 度 に 行 わ れ た 病 院 内 で の 検 討 結 果 な ど を 参 考 に 、 前 回 か ら の 継 続 協 議

第 4 回

平 成 2 2年 1 1月2 9 日

・ 中 間 報 告 の 取 り ま と め の 方 向 性 に つ い て の 協 議

中 間 報 告

平 成 2 2年 1 2月2 8 日

・ 懇 談 会 か ら 市 長 へ 「 新 病 院 の 果 た す べ き 役 割 と 機 能 」 に つ い て の 中 間 報 告 書 を 提 出

第 5 回

平 成 2 3年 2 月1 4 日

・ 今 後 の 懇 談 会 の 進 め 方 に つ い て の 協 議

・ 患 者 の 将 来 推 計 や こ れ ま で の 病 院 の 実 績 等 を 踏 ま え た 、 新 病 院 の 適 正 な 規 模 に つ い て の 協 議

・ 現 在 地 の 現 地 視 察

第 6 回

平 成 2 3年 7 月2 7 日

『 東 日 本 大 震 災 を 経 て の 検 討 の 再 開 』

・ 東 日 本 大 震 災 後 の 本 市 の 状 況 報 告 及 び 意 見 交 換 ・ 検 討 再 開 後 の 進 め 方 に つ い て の 協 議

・ そ れ ま で の 検 討 の 成 果 に 対 す る 東 日 本 大 震 災 の 影 響 に つ い て の 協 議

第 7 回

平 成 2 3年 8 月2 0 日

・ 前 回 議 論 し た 震 災 の 影 響 に 関 す る 論 点 の 考 え 方 に つ い て の 協 議 ・ 震 災 の 影 響 も 踏 ま え た 新 病 院 の 規 模 に つ い て の 協 議

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第 8 回

平 成 2 3年 9 月2 5 日

・ 移 転 対 象 地 の 現 地 視 察

・ 望 ま し い 立 地 の 要 件 に 基 づ い た 移 転 対 象 地 に つ い て の 協 議

第 9 回

平 成 2 3年 1 0月2 3 日

・ 移 転 対 象 地 に つ い て の 継 続 協 議

・ 現 在 地 建 て 替 え に お け る 課 題 等 に つ い て の 協 議

・ 全 体 を 通 し た 検 討 の 整 理 と し て 精 神 医 療 へ の 対 応 に つ い て の 協 議

第1 0回

平 成 2 3年 1 1月2 6 日

・ 提 言 書 の 素 案 に つ い て の 協 議

・ 提 言 に 向 け た 今 後 の 進 め 方 に つ い て の 協 議

第1 1回

平 成 2 4年 1 月3 0 日

・ パ ブ リ ッ ク ・ コ メ ン ト で 寄 せ ら れ た 意 見 に 対 す る 考 え 方 に つ い て の 協 議

参照

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